日本共産党の凋落は政策よりも組織そのものにあると感じる根本的理由

政治経済

日本共産党の政策や展望する社会と実際の組織 は違う

共産主義

日本共産党の政策や展望する社会と実際の組織内はあまりにかけ離れています。

「日本共産党がめざす未来社会は、人間の自由で全面的な発展こそが最大の特質となること、
民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、
受けつがれ、いっそう発展させられる」と言っています。

企業などの組織競争を知っている外の方々には笑止千万でしょう。

実際に私が接してきた中の人たちは、停滞と独善の塊でした。

日本共産党は党名を変えないほうがいい理由

「共産党に党名を変えたら」と善意で提案してくださる方々に党は

「わが党の党名についての疑問、旧ソ連、中国、北朝鮮をどう見るかなどともかみあわせて、
日本共産党がめざす未来社会は、人間の自由で全面的な発展こそが最大の特質となること、
民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、
受けつがれ、いっそう発展させられることなど、
理念問題でも、わが党の魅力を大いに語っていきたいと思います」(2017年3中総)

と頑なに党名を守っています。

私も変更しないほうが良いと思います。

なぜなら、党名を変更することは「羊の皮を被った狼」になることだからです。

もっとも、政権をとって狼には永遠になれないと思います。

なぜなら、今現在「資本主義時代の価値ある成果」がまったく受け継がれていないからです。

成長しない組織に日本はまかせられない

世界は日進月歩から分進秒歩と言われるようになってから幾星霜。

あらゆる面で変化が目覚ましく、
特にこの10年でスマホというパソコンを手放せない社会になりました。

しかし、私の知る40年間にわたって進歩と無縁で衰退しているのが共産党です。

日本共産党の実態を語るのに全労連トップを10年も務めた
坂内三夫氏が登場する理由は下記の記事で詳述しています。

日本医労連書記だった四半世紀前に、書記長だった
元上司の坂内三夫氏とのサシ飲みで
がっかりしたことを心理療法士の親友に話すと
「それは心の開放性の問題ね」と即答されました。

彼女に話したのは坂内氏の定年後の生き方の狭さや、
大好きなお酒の話しにさえがっかりしたことを伝えました。

彼女には最近クラフトビールの美味しさについて教えられています。

また、ランナー仲間の官僚の方は日本酒愛好家で
奥深さと交流の楽しさをFBに投稿しています。

私はママ友のお陰でワインの美味しさに目覚めてしまいました。

ほぼ毎晩飲んでいた日本酒好きな坂内さんに合わせ
和食と日本酒が楽しめる店で、3種類を飲み比べできるセットを勧めました。

感想は、飲み比べてのではなく「俺はこっちでいいな」と好みの銘柄一本やり。

お料理も創り手のアイデアを楽しむどころか尊重することさえしないマナーに欠ける有様でした。

他に文化的接点がない中で、坂内さんに添った和食店でさえこの有様でした。

大好きな「100分で名著」の2020年12月に特集されたルデュー「ディスタンクシオン」
(20世紀もっとも重要な社会学の書10冊のうち1冊)によって明らかにされていることでしたが。

その探求心や新奇性が皆無なところは仕事の在り方、
つまり労働運動の在り方と無縁ではなく、
強く影響していると実感
してきたのでここに記しました。

能力、実力、実績を問われない不思議

人は長く携わった職業や組織・環境に影響を受けるものです。

探求心があるからこそ学者になった友人の頑なさも長い党員生活の中、驚くものになっていました。

筆坂秀世氏が「日本共産党」新潮新書を出版したときに
読んだか尋ねると「転落した人間の書いたものは読むに値しない」と一刀両断でした。

彼はWindowsXPにとても愛着をもっていたようで、
脆弱性が明らかになっても最後まで使い続けて
遂に大学から使用中止を求められたことに対して憤慨していました。

今ならマスク無しでビュッフェスタイルの食事に行くようなものでしょうか。

長い間に理不尽な目にたくさん遭ってきたからかもしれませんが、
党員が人間的魅力に欠けてしまっては党勢回復など望めないでしょう。

そんな中にあってもまだ「革命」を展望しているようですが
「革命」を成功させた国がないことはどう分析しているのでしょう。

大衆の力で政権転覆した後、誰が運営するのか。

能力、実力、実績がないのに権力欲だけのただの贅沢好きだったりすることは
世界の共産党の数多くの「失敗」が余すところなく歴史的事実を残しています。

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