日本共産党の政策には賛同しても支持しない理由

共産党の政策や主張社会
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日本共産党が「正しい」ことを主張しても
支持率が伸びないのは有権者が本質を見抜いているではないでしょうか。

くどいほど「国民のためになる」ことを言っても党勢が伸びず、
むしろ嫌われる理由を四半世紀前まで「中の人」だった視点で分析しました。

2013年にTwitterを利用しようとした「カクサン部」を拡散しなかった訳の推察と
2020年1月の党大会議案(8中総)の感想です。

一言でいえば共産党だから。

改革を望まない悪しき官僚制と独裁者」の賜物です。

Twitterのカクサン部はその後どうした?

「#志位委員長の退陣を求めます」が怖かったのか

Twitter
本当に惜しいことでした


2013年に日本共産党がTwitterにカクサン部を創ったときは
下記のように受け止められていたのに、活用が今一つなのはなぜでしょうか。

カクサン部!は、これまでの共産党のイメージを覆す画期的な試みとして
デビュー直後から大反響!SNSでの拡散はもちろん、
テレビ、新聞、雑誌ほか、さまざまなメディアで取り上げられ、
海外ではなんとアメリカの経済誌ウォールストリートジャーナルにも紹介
されました。

ところが、その後のカクサン部の活躍は聞こえてきません。

党のサイトを見ると、SNSを利用していようとしている足跡は伺えます。

しかし、SNSの双方向性を理解せずに、一方通行の宣伝ツイート、RTしかないようです。

「#志位委員長の退陣を求めます」が怖かったとしか思えません。

匿名で可能なTwitter…私が中の人だったらやる…と思います。

カクサン部は人目につかないほうがいいレベル


今回、カクサン部のページで
「小曽館育子」のアイコンとプロフィールを見たときの怒りは
どこにぶつけていいのやら、酷いとしかいいようがありません。 

「日本共産党「カクサン部!」子育て・教育担当部員。
0歳から9歳までの年子の子ども10人の母親として、
子育て・教育への思いは人一倍熱いでぇ。
あと1人産んで、将来は家族でサッカーチームをつくりたいねん。
背中の赤ちゃんは「十男(ジュナン)」や。」


子育て世代から反感が欲しいのか、ワーママ雑誌を見たことないのか?

党内の子育て世代男女は何も言わないのか、目にも止まっていないのか、あっいないのか⁉

問題点やその矛盾は知っているけれど、
VIVIとタイアップした自民党のほうがましだ!とさえ思いました。

幸いなことに最後のツイは1年前、その前は2年近く前の志位委員長のRTでした。

また、カクサンブ3はおふざけが過ぎて何を考えているのかさっぱりで、
20年近く前から流行るカードゲームですが、夢中になっている人々に失礼なレベルでしたが
半年前には党の公式サイトにありましたが、今はなくなっていました。


日本共産党のサイトをたまーに見ると、迷走している感じが否めません。

組織の体をなしていないので、担当者が変わるたびの変更は
「あるある」だったなあと遠い目。

共産党の中では昭和から時間が止まっていた

ホントに「電話による点検活動」って出て来るんですよ

新聞に小さく載っていた「8中総開催」を見つけて、読んでみた感想です。

あまり知られていないようですが、日本共産党のホームページから誰でも読んだり視聴できます。

2~3年おきに党大会があり、その間の最も重要な会議が「中央委員会総会」です。

「8中総」とは第8回中央委員会総会のことで、この時は
日本共産党第28回大会(2020.1.14~18)の議案を「議論」する場となっています。

2019年11月21日に書いた私の感想は以下のようなものでした。

得票数がユッキーナのフォロワーより少ない⁉

山下氏(副委員長)は「党建設」の中で、
先の参院選での得票が500万弱だったことについて
「党勢と比較して政治的影響力ははるかに大きい」
と述べていることに、その通りだと思いました。

しかし、この数日のワイドショー番組
で木下優樹菜(ヤンキー上がりのママタレント)の
インスタグラムフォロワー数が500万と知りました。


党の活動、とりわけ機関紙赤旗関連のコストパフォーマンスを考えると
天文学的な差を痛感しました

ユッキーナが片手でポチポチすれば500万人に自らの言動が伝わるのに、
何十万人の献身的な労力を使っても及ばないことを党はどう考えているのでしょう。

3万人の天皇万歳に恐怖を感じ、諦めてもいられないと


安保法制が顕在化する数年前、危機感を持って
憲法記念日の集会に20年ぶりくらいに参加したところ、
高齢者だらけ、隣のショッピングモールは親子連れで混み合う様を
目の当たりにして諦めの境地に至りました。

それでも、今回の天皇代替わりの報道、
とりわけ三万人が天皇万歳を繰り返したことに恐怖を感じ、
きちんと考察してみる必要を感じていました。

そこに、朝日新聞で「8中総大会議案討議」と知ったので、
日比谷公会堂での創立60周年記念講演会を未来の夫に誘われ、
15回大会決議を読んだことが、労動組合運動へと繋がった私には、絶好の機会でした。

世界や社会の変化・進歩に言及なし

 
最初の印象は「昭和か!」「40年間同じことを繰り返している!」という異常な古さです。


世界情勢の組み立て直しとは間違っていた解釈を外部に要因を転嫁しただけ、
21世紀の発展的な展望をとらえるといいながら、
最も重要な世界的なテーマに一言も言及がないのは
次のパラグラフ(段落か節でいいのに滑稽なほど連発www)に述べるように
中央委員会が理解できないことと、
理解できない党員の高齢化と不勉強によるものでしょうか。

そして、全くアナログ、時代錯誤、旧態依然の党建設についての結語には唖然とするばかりです。

貧富の格差と気候変動の二つの問題を悪化させるのも好転させるにも
大きな影響というよりそれこそ有効な梃になりうる、直近の課題で
マルクスが予想だにしなかった技術革新、AIと労働、GAFAによる支配、
中国の党による人権侵害より広範な影響あるビッグデータによる支配、
ただ中華思想ゆえというより経済力を基盤にした一帯一路戦略による覇権主義に言及していません

また、市民社会を語りながらその人類の到達点である
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉さえ見当たらないのは、
決定した経過や大企業、財界も率先して実践しているからでしょう
か。


これこそ発達した資本主義の評価すべき点、希望ある取り組みを無視するのはいかがなものでしょう。

と、思っていたら「SDGsはアヘンである」説が出てきて
日本共産党的で笑ってしまいました。

前向きな点を評価し、進めるのではなく「危険な狙い」だけを言う…

宝物の高齢党員とはどのような存在か

信じられない方はhttps://wlbc0601.com/zenroren/の後半読んでね

30年近く前、労基法改悪について
法案が通る直前になって抗議集会をしても意味ないと述べた、
東京法律事務所坂本弁護士に大きく共感しました

その頃、30歳前後の若者同志で
「このままではだめだ、こう変えていきたい」とよく語り合ったものです。


最近になって外部デザイナーの力も借りてイメージ戦略にも力をいれると
報道され、楽しみにしていたのに、何周も遅れたような、
ポップにしただけの知性の欠片も感じられないものでした。

親しみやすくポップなキャラクーの有効性は
30年前に看護婦闘争のナースの「なっちゃん」で証明されたのに、
もはや今ではダサいだけです。

せめて、シンプルでスタイリッシュなものでないと訴求力はありません。
(1年半後の2020年5月現在はシンプルになったような気がしますが)

なぜこのような遅れた状態かと言えば、
60年70年代入党組で様々な場面で改革しようとした人々は
党を追われたり、離れていき、今残っている「宝物の高齢党員」は
上意下達に従い、幾度もの綱領改定に疑問を持たなかった人たちです。

外の方は日本共産党を「代々木」などと呼んだ時代がありました。

中の人は中央を「お上」と呼びます。

私の同世代も多くが離れ、民青の壊滅などを経て現状に至っています。

改革を望まない悪しき官僚制と独裁者とは…

硬直化した70~80歳代と少数の「弱い」若者で構成される
組織内のハラスメント(議案で言及)はさぞ多岐にわたることは容易に想像できます。

活字で育った世代から漫画は馬鹿になると言われながら
そこからも多くを学んだ私たちが還暦になり、
ゲームやアニメ世代を経て、デジタルネイティブ世代が
社会の中心になっている現代の若者と繋がることは
文化的世代は数次も違い、とても難しいことです。

日本では、戦後、日本国憲法のもとで、すでに七十年余にわたって、
国民主権、基本的人権、議会制民主主義が、国民のたたかいによって、
さまざまな逆流とたたかいながら、発展させられてきました。

のは事実ですが、チャウシェスクを代表例とする
「野党外交」という名の日本共産党への対応だけを過大評価する態度は、
数多の失敗と党内外の反感を買って来ました。

収入、労働条件は本当にこんな感じ

それは関連組織のトップから末端の党員まで、
できるだけ客観的な評価をしようとする態度が皆無で、
持ち上げてくれる人間を重用し、反対意見(者)を切り捨てる悪しき官僚制は、
安倍政権と全く同じというよりも不破ー志位長期政権からすると先輩格といえます。

どんな悪行を積もうとも、たとえからくりがあとうとも、
支持率が高値安定していればトップに「居座る」とは言えません

しかし、何よりも大切な党勢を長期低落させても
トップが変わらない組織を民主的だと考えるのは、
私が知る限りでは党員の中でも少数なのに
変わらないのは独裁と言わずして何というのでしょう。

分かりやす過ぎるので有権者も皆知っています。

自らの「改革」さえ出来ずに、その痛みや経験のない組織に革命など成せる訳がありません。

「改革を望まない悪しき官僚制と独裁者」とは
「日本」共産党が「わが党は違う」「本当の共産主義ではない」という
世界の共産主義国家と瓜二つです。

「民主集中制」の党内と国民は別というのが詭弁であることは
歴史が証明しています。

高度に発達した資本主義での革命は逆に失敗する


植民地から脱却したアジアアフリカ会議を希望とともに習ったのは
小学校でしたが、独裁と外国の干渉によりほとんどが失敗国家に終わりました。

SNS時代の社会変革かと思わせたアラブの春もその後失望に変わりました。


そして今、格差拡大が原因とはいえ、
人類が到達した普遍的な価値さえ世界中で踏みにじられ、葬り去れようとしています。

2018年に大ヒットした映画、QWEENの「ボヘミアンラプソディー」の
ラスト20分に渡るライブエイドのコンサートシーンに感涙しました。

同時期にはマイケルジャクソンらが「we are the world」に参集するなど、
なんと素敵な時代であったことを思い知らされました。

 

資本主義のもとでつくりだされた
高度な生産力をそっくり引き継ぐとともに、
生産手段の社会化によって、
資本主義経済につきもののさまざまな浪費が一掃され、
社会と経済の飛躍的な発展への道


とありますが、ベネズエラ人民への最高の裏切りの理由は
社会主義への幻想、生産手段を社会化しても管理・発展させられる実力(能力と経験)のない
革命勢力という根本にありました。

アメリカの介入、原油価格の暴落など外部に責任を転嫁するのはみっともないだけです。

世界中で争いや基幹産業の大変化があっても、
革命により技術を始めとするエリート層を流出させる愚を犯していないので
なんとか持ちこたえて来ています。

 

そうすると19世紀ならいざ知らず、
高度に発達した資本主義であればあるほど、
国民の能力や技術に格差があればあるほど、
革命などしてはいけないことだと世界中が知っています

私も昨年全労連トップを10年務めた坂内氏と二度のサシ飲みの結果、
やっと幻想から抜け出せハッキリしたことですが。 

改革できない、方法さえわからない組織と告白


「特別の困難性」の分析と闘い方が示されず、
6か7中総で小池書記局長自らわからないと語ってしまっていました。

昔から先進的な事例があっても過大に発表するだけで、
普遍的教訓を導き出したり、具体性を持った組織的行動計画に落とし込み
指導することも知らず、ゆでガエルさえも干からびてしまいました。
映画「主戦場」をどう評価しているのでしょう。

私は心ある人々が絶賛しつつ、上映中止を心配していたので、
慰安婦問題には辟易していましたが観ました。

あまりの衝撃と感動を覚えました。

「高度な資本主義」は優秀な人間のたゆまぬ努力の成果ですが、
「共産党にとっての特別な困難」は
右派の確信犯的な必死な努力によるものだと合点がいきました。

正しさに胡坐をかいた凡人組織と対照的に映ります。

マルクスは、『資本論』の最初の草稿――『五七年~五八年草稿』のなかで、
人類の歴史を、個人の歴史的発展という角度から大きなスケールで描き出し、
人格的な独立性をもった個人――豊かな個性が、搾取制度という限界をもちつつも、
資本主義社会のもとで形成され、未来社会を形成する重要な条件を
つくりだすことを意義づけました。

そのたたかいを通じて自らを鍛え、綱領路線の発展をかちとり、国民と深く結びつき、
日本における社会変革の主体的条件をつくりあげるために不屈の努力を続け

などと述べられていますが、一番出来ていないのが共産党です

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