義実家嫌い40年の私が義母になって学んだのは「存在自体が罪」(自戒込め)

シニア

#義母が嫌い がトレンド入り⁉「長男の嫁」だけどすったもんだの末に義実家と断絶した私が、息子結婚、孫誕生を控えて考えました。夫婦と実家両親と義実家両親の6人それぞれの家族観があります。夫婦が中心になってお互いを尊重する大切さを学んでいます。

息子が結婚して義母になった私

義母LINEをしない訳

息子の愛妻とは直接の連絡手段は持っていません。

私の何気ない一言でも、気を遣わせては申し訳ないからです。

最近Twitterで#義母LINE を知り、賢明な選択だったとホッとしています。

連絡は私たち夫婦と息子と3人のグループLINEです。

私はなんやかんやと送ってしまい、ほぼ既読スルーされ、夫へは即レスして来る憎たらしさ(笑)

これらは全て息子の実母ブロックによるものです。

私の義実家との軋轢を知る息子は愛妻を守るために一生懸命に盾となっています。

実家と義実家の間の礼儀は大切

もう一つ、息子の妻のお母さまとLINEでご挨拶や連絡をし合っています。

息子夫婦は中学受験の塾友なのでお迎えを一緒に待ったママ友なのです。

進学先は中高一貫の女子校、男子校に別れましたが、部活を引退した高3からお付き合いが始まり、お互いの家へお泊りもする仲で

私

息子が突然お邪魔して、ご馳走になりありがとうございました

お母さま
お母さま

ちっともお邪魔なんかじゃありません。今パジャマで寛いでますよ。

という、ユーモアのある返信がありましたが、ママ友から姻族関係になると少し変わりました。

#義母嫌い のツイート

「私が子連れで実家に帰る時、義母がわざわざ実家に電話してきて『嫁と孫がお世話になります』ってわけわからん‼私はあんたのモノじゃない‼」


に、あーわかる~♥というかつての気持ちと、息子が結婚した今はちょっと違うことにも気がつきました。

10歳で知り合い、16年後に結婚した夫婦は仕事の関係で2年の別居婚を経て同居に至りました。

二人の仲がどう変化したかは親の知るところではありませんが、親同士は少し変わった気がします。

息子夫婦が年末年始ウチに泊まってくれた後に、お母さまから
娘が何のお手伝いもしなかったようで、すみません旨のLINEがありました。

私は夫婦で来てくれただけで超嬉しかったのでちょっと驚きました。

両親同士がどんな姻族関係の経験を経て、どんな価値観を持っているかに思いを馳せるとまで言っては大袈裟かもしれませんが、親同士の礼儀というものもあることは理解してほしいと思う今日この頃です。

例えば、里帰り出産の病院の予約に行ってくださった旨のLINEがお母さまから来たときは

ご連絡ありがとうございます🌸

先月エコー画像を送ってくれましたが「これ以上の情報は別料金です」なんて意地悪なんです😢面会用交通費の積立金を提案したりしました😂

〇〇病院ステキですねー😍

都内は分娩施設が足りないらしいとは聞いていたのですが、予約状況みると素早い必要がありそうでさすがです🤗

予約金お手数をおかけしました🙏

自分や娘の初産を思い出すと頼りにしたり、なったのはやはり実母でしたので、どうぞよろしくお願いいたします🍀

出来ることは何なりとお申し付けください🤗

また、息子が妻の里帰り出産に合わせて育児休業を取る予定と聞いて

△△が静岡出張の帰りにウチに2泊しましたが、1泊目は私たち旅行中で😢

昨晩一緒に外食してやっと予定日や育休取得は上司に伝えてあり、仕事の引き継ぎなど順調に進んでいることなど教えてくれました🌸

△△も○○家にお世話になることもありそうな感じで恐縮です🙇‍♀️

出来るだけ△△にお食事の運び屋させますね🥗🍽️🍙🍗🐟

義母は存在自体が罪と自戒する(笑)

息子夫婦とは「モノポリー」持参で遊びに来たり、脱出ゲームに連れて行ってくれる仲良しなので、一緒にキッチンに立つのも楽しいかもしれません。

でも料理の相棒は第一にいつも通り夫が第一候補、次には教えるために息子なのです。

私が新婚の頃、義祖母(義母はまさに嫁の立場でした)にほうれん草を電子レンジにかけるときに根本と葉を半分ずつ交互にするとムラにならないからと教えられたことを、40年経った今でも、ほうれん草をチンするたびに思い出すのです。

何の悪気が無くても、余計な思い出として残ってしまうのです。

完全母乳で助産師さんに褒められていた私に、
義母が「私は母乳がタンスまでビューっと届くほど出た」は100回聞いたって感じです。

あの時は嫌味に聞こえ、何回言ったら気が済むのかと思いましたが、
歳を重ねた今、自分が言ったことって忘れることを知りました。

子どもたちに「それ何回も聞いた」と言われることの多い事…。

ことほど、義母というのはルイ16世がサンジュストに断罪されたごとく「存在すること自体が罪」と肝に銘じておくくらいがちょうどいいのです。

全く悪気なく、気づかず後で失言だったと後悔することしばしばです。

愛する夫を産み育ててくれたお義母さん、なんて頑張る必要はないのです。

夫婦関係を第一に、二人が幸せなことが親にとっては一番なのですから。

娘が結婚して実家母になった私

娘を甘やかしてはいけないという教訓

息子より10歳年上の娘は既に結婚して10年、二人の子どもに恵まれています。

実母として最初の失敗は、新居探しでした。

娘が独立する時に一緒に探したので、新居候補を知らせてきたときについ「ママが一緒に探してあげる」と言ってしまいました。

その時娘は嬉しそうでしたが、後刻「二人が住むところだから二人で探したい」と断られました。

当然のことに気付かず、恥ずかしく思いました。


とは言え、隣駅でしたから娘は何かと甘えて来ました。

結婚2年目に、訳あって夫の実家に同居することになったのですが、夫への愚痴・不満を並べ立てる娘に私の堪忍袋の緒が切れてウチへの出入りを拒否しました。

このままでは、独立した息子の部屋に家出してきそうだったからです。

同世代の共働き夫婦から得た教訓があるのです。

以来、私は娘と距離を取り、娘が慕うパパが定期的に娘宅を訪問して愚痴の聞き役になっています。

娘のパートナーは4人兄弟の末っ子なので娘の言い分が分からないこともないのですが、第一子、二子ともに2回の育児休業を取得している立派な夫です。

最近になって「手のかからない夫」は3%しか存在しないという調査結果を知り、手のかからないどころか、頼りになって優しいパパを持つ娘と結婚した夫さんが気の毒になりました。

お仕着せは怒りでしかない

おもちゃにお菓子、衣服を勝手に与える、買ってくる祖父母に困るのは今も昔も同じようです。

アパレル勤務でお洒落な娘夫婦に孫の衣類は買わないことに決めていました。

案の定、送ってくる画像・動画の兄弟はいつもシックでステキです。


私の実家の母は、余裕の無い中で初孫である娘の衣服を時々プレゼントしてくれました。

私が無理しなくていいのに~と遠慮すると「可愛いから買いたいし、縫いたくなっちゃうのよー」と言っていました。

孫を得て、母のその気持ちがよく理解できるようになりました。

初孫を4歳までしか見られず他界した母のプレゼントは今も大切にとってあります。

そんな経験のある私が実の娘にさえ好みがあるからと気を遣うようになったのは「お仕着せ」という言葉の意味を知るほどにお仕着せが苦痛だったからです。

先日、私が初産の退院時に義母に着物(大島紬のアンサンブル)を着せられたことに、何故?と疑問を投げかけた友人への返信は…

私

45歳だった義母は未だ嫁の身分で大姑が主導権持ってた時でその時代の感覚?お祝いにと贈られ着せられたの

新生児と義母実母と未だ何の役にも立たない武部とアパートに帰って来てどうしていいか分からず号泣した24歳の冬❄️

とともに「お仕着せ」の意味を伝えたところ、とても労ってくれました。
いくつになっても同級生は分かち合えることが出来て嬉しいです。

こよみの学校 第61回『薮入りとお仕着せ』|暦生活
日本カレンダー暦振興協会の理事長中牧弘允先生による暦講座です。

こちらの意思、意向、趣味を考えずに与えることが愛情だと考えている(物のない時代ゆえでしょう)明治生まれの義祖母と義母のタッグには泣きました。

2Kの新居に突然届いたセミダブルベット(ライトも収納も無し)に始まり、
お雛様(ガラスケース入り3段飾り)、
着物(とはいえ丈が合わない)に全くサイズ違いのお古の洋服、
極めつけは娘の振袖が何の相談も予告もなく突然送られてきました。

結婚して間もない頃とは違い、18年経っていた私はもう受け取れませんでした。

娘が17歳で何かと手を焼いていた私にとって、成人式の振袖を二人であちらこちら探しに行くことがそれは大切な希望だったのです。

反抗期中の娘は送られてきた箱を開けも見もしないし、私の大切な希望を無視し、趣味でもない柄に夫と大喧嘩。

結局送り返すことは出来ないと、夫が実家に持って行きましたが、どんなやりとりがあったのかは知りません。

時代遅れな義母より聡明な義母に

長男の嫁として、夫が反面教師でしかないという義父と、ブラコンの小姑との40年はまた別の機会にいたしましょう。

今「嫁」として不当でツライ立場の方々にエールを送るに留めます。

義母になった今、自分の経験から結婚した子どもたちに対して、リクエストには応えても口は出さないよう心しています。

息子の結婚を先に経験した同級生から、結婚式で新郎退場の付添いを私が務めたことに対して「ちゃんと新妻にお礼言った?なかなかOKできないことよ」と釘をさされました。

里帰り出産でなく、息子の第一子誕生後の産褥期を自分に頼ってくれたことを「今どき珍しくて嬉しい」と言った同級生もいます。

「聡明な女は料理がうまい」(1976年著)との桐島洋子さんに習えば「聡明な義母は距離の取り方がうまい」と感じます。


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