読書学び

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【彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠】寛容と不寛容の本

著者の樋田毅氏が革マル派の暴力や大学当局と「一般学生」として立ち向かった当時のルポと、かつての仲間や敵だった人々に半世紀後に会った記録です。それは不寛容=暴力と寛容=非暴力のたたかいでした。携帯電話もSNSもなかった時代の、一年余にわたる著者の活動の大きさ、広がりに驚きます。今の左派が非暴力=不寛容な理由が少しわかるような。
2022.09.02
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芥川賞作品「コンビニ人間」のレビューが主人公二人に激似 村田紗耶香の凄さ

アマゾンのレビューを見て驚いたのは、とても高く評価している人と酷く低い評価している人が本作の主人公と彼女に深く関わる男に瓜二つなことです。芥川賞受賞作にはつきものの毀誉褒貶だけれど、評する内容がこれほどくっきりと分かれているところが面白い。酷評しているやそれに共感している人は、自分が作中の彼と似ているとは思わない…気づいていない…。
2022.09.02
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イライラ解消におすすめの本 小川糸著「とわの庭」は読みやすい

イライラする毎日、何にも面白いことがない、未来に希望が持てない、やりたいことなんてない、誰もかれも好きになれない、美しいことや楽しいことなんてないと、日常に倦んでいる方におすすめです。 小難しくなく、主人公が気になってぐいぐい読めて、本を閉じるときに世界が少しだけ変わって見える、見ようとする気にさせてくれる主人公に会えます。
2022.09.02
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アイデンティティ確立は世界の哀しみに向き合って 西加奈子「i」感想

「自分の存在の不確かさに悩む人」には勇気を与えてくれるかもしれません。 わたしは「誠実に生きること」とはどういうことかを、この年になって深く教えられました。 「絶望の淵、非力だということの怠惰から、自分のこころを取り戻した」という独白が印象的です。 すべてが繋がってて離れている、独立している…この小説の中でも世界も
2022.09.02
社会

本屋大賞 ノンフィクション本大賞2021「海をあげる」上間陽子著

「複雑さに耐えながら生きる」という言葉を思い出しました。この真摯さ愛と上品さは美智子上皇后の「橋を架ける」を拝読したとき以来かもしれません。「TSUTAYA 代官山店」の宮台由美子さんが推薦しているとネット番組の「ビデオニュースドットコム」で、宮台真司氏から聞かなかったらたぶん手に取らなかった本です。幸運に感謝します。
2022.08.29
人生100年時代

「疲れない体」「健康」「ベストパフォーマンス」がほしい人が読む本

やる気が出ない、頭が働かない、集中できない、気力が続かない、のは身体が疲れているときではありませんか。たまに、心身の調子が良いと自分でも驚くような成果をあげられる時がたまにありませんか。その「たまに」をできるだけ多く、続けたいものです。「自分レベル100%」のパフォーマンスをあげられる「疲れない体」という本は役立ちました。
2022.08.29
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就活・転職は騙し合い?と疲れても、真面目に生きたい人へのおすすめ本

「六人の嘘つきな大学生」というタイトルや帯を読んで就活生や若者向けだと素通りしたらもったいない本です。経験を積んだ大人が共感したり、反感を感じたりしながらも先が気になってグイグイと読み進めずにはいられません。そして、意外な、想像もしなかった読後感が待っています。本の世界に心遊ばせたい方にぴったりのさすが本屋大賞ノミネート作。
2022.08.26
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SNSのなりすましが仕掛ける「おれではない炎上」(ネタバレ無し)

「SNSの炎上」と「なりすまし」が仕掛けのミステリーには興味津々。しかも、浅倉秋成氏の作品とくれば。本屋大賞にノミネートされた前作「6人の嘘つきな大学生」を一気読み、伏線やミスリードでやられた感満載、しかも心温まる物語に魅了されたので迷わず購入。日本語としてやや馴染まないタイトルも読めば納得の、これしかないタイトルです。
2022.08.26
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「その本は」は誰でもすぐ読めてカンタンに読書感想文が書ける魔法の本

この本は又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんによる二人の天才の見事なコラボです。この本は老若男女向きです。この本は「本」について書かなくてはならない時に最高の素材です。この本は絵も文も内容も未だかつてなかった本です。この本は作りも中味も上等です。愉快で哲学的で可笑しくてとぼけていてシニカルで知的にもアホらしくも読めます。全体像はこんな本です。
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「こんなはずじゃなかった」人生、会社、学校にいる人にオススメの本

誰でも、別の人生や会社・学校を選んでいたらという時がありますが、朝井リョウ氏著「どうしても生きている」を読んだら少し気持ちが変わると思いました。立場が異なる主人公による6編は著者が33歳とは信じられない人生の深みがあり、ラストは誰の人生にも陽が差すと思えます。自分の人生にあらためて感謝し、発してきた浅はかな言葉を反省しました。
2022.08.22
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