コミュ力を高めるには『話すチカラ』斎藤孝教授と安住アナの共著がオススメ

離すチカラおすすめ書籍

「声に出して読みたい日本語」「身体感覚を取り戻す」などで有名な斎藤孝教授と
その教え子のTBSを背負って立つ安住紳一郎アナの共著は
コミュニケーション能力や生きる知恵までがわかりやすく身につきます。

先輩から「安住紳一郎を超えるアナウンサーは今後でてこない。あれほどの天才で努力家はもう二度と出ない」と言わしめた魅力とともにご紹介します。

就職氷河期世代が憎むべきものとは

本書の中で一番感動した、安住紳一郎氏らしさに満ちた言葉を最初にご紹介します。

好感度ナンバーワンの安住アナから感じるのは恵まれた、選ばれた、明るさではないでしょうか。

しかし、大学も就職先も第一志望ではない中、努力あっての今の地位ということを知りました。

1973年生まれ団塊ジュニアの安住紳一郎アナの同学年は210万人
不景気真っただ中でまさに就職氷河期世代、ロストジェネレーションなのです。

キー局のアナウンサーが!と言われることを百も承知で語るのは
第一志望の東京都の公立中高国語科の募集は900校ある中、たった2人だったそうです。

当時の為政者を恨んでも詮無いので、ベビーブームがいけない、ひいてはベビーブームを生んだ戦争がいけないと憎むようにしている

○○ガチャも、運不運は誰の人生にもあるし、恨み辛みだっていっぱいある中で
「憎んでいいもの」誰からもその言質を非難されない
「戦争を憎む」は正しいルサンチマンの在り方だと思うのです。

「話すチカラ」の魅力は内容と構成

本書は「話すチカラ」というタイトルにふさわしく、わかりやすい伝え方で構成されています。

各章の小見出しごとに安住氏と斎藤先生が交互に書き(話し)簡潔なまとめがあります。

本の中で、安住君は超一流のアナウンサーならではの話術の裏側を披露しています。それ以外にも、会社員として仕事をするという選択への想いや、ストレスのケアなど、志や人間味を感じさせる話もたくさんしてくれました。

斎藤先生の「終わりに」より

本書は読みやすいうえに「話す」ことやテクニックに留まらない、生きる知恵を50代、60代の年長者が経験に基づき、具体的に教えてくれるところが魅力です。

お二人が培ってこられた技を惜しげもなく披露してくださっています。

易しく、読みやすいのに、驚くほどの情報量、学びがあります。

ここまで、積み重ねられた知恵を教えてくださる優しいお二人に感謝です。

例えば


話しの1単位は15秒⁉

効果的な語尾とは?

お世辞や褒め方の極意とセクハラからのリスク回避法

タモリさんの最強にしてカンタンなテクニックを学ぶ

「マツコの知らない世界」にみる段取り力

有吉弘行さんやバカリズムさんの話し方は珠玉の例

アンガールズの田中卓志さんが持っているものとは?

初対面でしてはいけないこととは(たいていしてしまっていること⁉)

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安住紳一郎アナウンサーの話の面白さを味わうには

ラジオがタイムフリーになったので、50年ぶりにラジオに馴染み始めたところで
『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ日曜午前10:00~)ハマってしまいました。

RadikoやSpotifyもありますが、なんと公式の傑作選もあるのです。

安住アナの話の面白さを味わうには、恩師斎藤孝教授もイチオシの番組です。

喜怒哀楽、悔しさ、可笑しさ、技術、知的好奇心と博識、大学受験勉強が50歳でも定着していることなど、まるで新作落語を聴くようで何度も聴いて大笑いしています。

惹きつけられて大笑いしていると目が覚めてしまうことを発見しました。

続けて聞くことを止められず明け方になってしまってからは、目が覚めてからの二度寝防止に役立てています。

笑いながら起きる習慣を獲得。

これが私の朝活?モーニングルーティン?幸せなことです。

安住アナがおばさん化しているのには三つも理由があることも「日曜天国」を聴いていてわかりました。

一つ目は本書にもある男性アナウンサーとしてあえて中性的な話し方をする効果、
二つめには年齢、経験、鍛錬によっておばさん度が増すこと、
でも、就学前から既にあったおばさん的要素もあったとのこと(笑)

ご自身の成人式を語った回で、2009年と2019年で社会や業界の空気が変わっていることに言及された時はとても共感しました。

マジョリティの声のほうが発しづらくなっていると思わされる例がいくつかあったので。

「全ての人に寄り添う」って難しいですね。

「放送法に基づく両論併記」という言葉から勝手に皮肉も感じ取っています。

初出演から知る安住アナのこれからは…

『はなまるマーケット』で新人アナウンサーとしてエプロンを着けての初出演はなぜか鮮明に覚えています。

安東弘樹アナとの対決コーナーも懐かしいです。

『ぴったし(んこ)カンカン』の復活の大任からのいつの間に安住さんのロケ番組になっていて驚いたものです。

『日曜天国』では多分あの時のことかなぁと、ハードスケジュールや裏側を知ることができるのも楽しみのひとつです。

『The Time』開始以来、朝はTBS派になりましたが、安住さんらしさが少しずつ、最近ではどんどん増えているようで嬉しいです。

ただ、朝5時40分からの長時間帯番組は安住さんの無駄遣いではないかと
『日曜天国』を聴くようになって今まで知らなかった魅力に気づくと感じてしまいます。

若き久米宏氏の再出発がラジオだったことを思い出すとともに『ザ・ベストテン』くらい「らしさ」を発揮してくださることを期待しています。

久米宏氏や古舘伊一郎氏(外郎売りならぬ、薬売りを古舘氏の前で見事に再現した時の涙は忘れられません)のような代表作は何になるのでしょう。

徳光さんの『ズームイン朝』のようになるのかしら。

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