「女性蔑視発言」が繰り返され、ジェンダーギャップ世界121位の理由は何か
【女性蔑視発言】沈黙を破るためにどう行動すべきか?
News Picks THE UPDATE 2021年2月23日
番組で冒頭紹介されるのは
「会議は発言する場じゃない」と言われてきた現実
浜田敬子さんの「FRaU」2021年2月9日記事です。
この記事は「森発言で可視化されたことは、会議の軽視と会食政治と忖度。この魔のトライアングルが、女性を意思決定の場からいかに遠ざけているか、そしてその結果が世界153ヵ国の中でジェンダーギャップ121位になっているという現実だった。」としめられています。
これについてMCの古坂大魔王さん、
豊田真由子:元厚労省官僚、元衆議院議員
大室正志:産業医
秋田夏実:Adobeバイスプレジデント
寺田学:衆議院議員
浜田敬子:ジャーナリスト 元AERA編集長
が議論したものの公式のまとめはこちらですが
ぜひ、生の感情を伴った議論を聞いていただきたいと思います。
まとまった文字で読むと、言い古されて来たことに感じてしまいますが、
私は番組を視聴して感動したので、可能な限り文字起こししてみました。
奥井奈々アナは司会役として
おそらくご自身の意見とは異なる回し役だったので「*」で表記しました。
椅子取りゲーム、既得権益体質が日本でジェンダーギャップを解消できない理由
森喜朗氏でさえ辞めざるおえない現実が明らかになっていきます。
均等法世代の「わきまえろ」というプレッシャーと「わきまえてきた」反省
浜田:今までなら1週間くらいで「失言」として落ち着いていたが、
問題が大きくなったのは、点と点が一気に繋がったから。
本質的に日本が抱えるジェンダーの課題明らかになった。
均等法世代には「わきまえてきた」反省があった。
「わきまえろ」というプレッシャーだったと可視化された。
変えなきゃというムーブメントになった。
「女性活躍」「ジェンダーギャップ」が日本の中で人々の共感を得ていない
豊田:男性の反発、女性の分断 世の誤解 を解消するところから。
「女性活躍」「ジェンダーギャップ」が日本の中で
たくさんの人の共感を全然得ていないことが一番問題。
国際女性会議に出て違うなと感じた。
スポットライトを浴びている女性がスポットライト浴びている女性を増やしましょう
と言っても世の大半の女性は私たち関係ないわ、と思う。
この違和感を地元に帰って話すと、
農家、商店の女性は何十年も家事も家業も頑張って来た。
パートや専業主婦は存在を否定されているような。
男性は全っく反応なし。反発があるだけ。
あの年代ならしょうがない、男はだいたいそう思ってるいよ。
それがどうして問題なのかを理解してもらわないと。
まず、数をそろえる。半数以上女性の外国が上手く行ってないわけじゃない
寺田:数でいい、まず数をそろえて権限与えてやってもらって、その実力を測る。
やってみるのが第一歩。
政治が変わると企業かわるという諸外国の調査ある。
半数以上女性の外国が上手く行ってないわけじゃない。
サイボーズはお詫び広告を出した「ごめん、男3人だった」
大室:テスト科目になると勉強するというように、数値目標設定してから本質へでいい。
ただし、「ダイバーシティ推進室」を作って
そのトップになどのハックはしない。
部下無し管理職多いのは良くない、大企業に多い。
浜田:「数の目標を決める 実行する」
人の意識は変わらない、森さんみたいな人は変わらない。
それでも変えていくには社会を変える、制度を変えるしかない。
大学の先生に聞くと女性のほうが優秀だというのに、
採用の蓋を開けてみると男性が多いのは見えざる手が、
女性はライフイベントがるというアンコンシャスバイアスは黙っていては変わらない。
採用数を半分にすると言えば、優秀な女性が受けに来る。
半分採用することで管理職候補増える。
逆に管理職を3割作ろうとすれば、採用から増やして育成する。
現在でも20代で男性のほうが多くのポジション経験している。
引き立てられる回数多い。
経営のコミットメントとセット。
何を解決するか、数を達成するためにどこを見直すか、
マイノリティが3割を超えるとマイノリティでなくなるクリティカルポイント
マイノリティが3割を超えるとマイノリティでなくなる、クリティカルポイント。
アエラで部下30人のうち20人にしたら女性がみんな意見を言う。
その風景を見てみよう、見てから、ものを言おう。
古坂:8割の女性が管理職になりたくないという、
よく言い訳に使われる一丁目一番地。経済同友会幹事の発言もあった。
女性が管理職になりたがらないのは、現行のルールの中ではということ
大室:それは現行のルールの中ではということ。
通奏低音には「ホモソーシャル社会」=同じ連帯がある。
気配りの、人を楽しませることの出来る森氏が
なぜあのような不愉快な発言をしたかというと、
おじさんたちが「わかるわかる」と連帯させたかった、
ホモソーシャルな行動の現れ。
こういうルールの中に女性が入っていっても損しかしない。
このルールじゃやりたくないという意味。
古坂:女子会に行くと気持ち悪いのが、男社会にいる女性。
女性陣:あれが常にです。
②~⑤へ続きます