「女性軽視発言」からジェンダーギャップやフェミニズムを考える②

ジェンダー

①と出典はこちらから

「あの価値観に染まって、あの働き方で私はやりたくない」だけ

*チャレンジしたくない女性が多いのはなぜか

豊田:認識が間違っている。

この論理の中で、あの価値観に染まって、あの働き方で私はやりたくないし、

失敗して失望されたくない、と思ってしまう。

①排除(構成員はほぼ男性)…女性は入れない

②順応(男性社会の論理に順応できるようなら入れてやる)
同化、わきまえて入れてもらう、過剰に順応して10倍働いて認めてもらう

③対等(制度だけでなく運用でも対等、ただし女性の視点や意見は特別)

④ダイバーシティ(性別、人種、それぞれ違ってそれが素晴らしい!
多様な能力を活用するために論路、制度、社会、文化等を変更する)
最大の勝ちを具現化できて社会や組織が替わる)

日本は②よりの③、民間企業で20年、政治の世界はさらに30年、だから50年遅れている。

浜田 女性を抜擢しても躊躇され、
ミスターダイバーシティのカルビ―の松本会長に相談すると
フォローアップが足りないからだとのアドバイスが。

男性は親分子分の関係があって、
管理職の所作を学ぶ機会がすごく多い、
飲み会やゴルフ、登壇する機会など。

長時間労働で女性は躊躇する。

抜擢には、このようにバックアップするということをセットで。

抜擢1年後にやってよかった、権限をもって仕事をするのは楽しい、人を育てるのは楽しいと。

*明日から男性が出来るアクションは

浜田:何がやりたいかを聞いてください、
どこまで出来るかを選ばせて。

過剰な配慮はいらない。

ちゃんと育児をしてみればわかる、子育て中ほどアイデンティティがほしい

古坂:ちゃんと育児すればわかる。

子育てしているほどアイデンティティほしい。

ママでしかないわたしから、自分でハンドリングできる仕事をしたくなる。

育児問題も入って来る。

それがあるから女性はいったん休憩すると思われている。

秋田 米国の伸びている会社は1on1ミーティングに、
しっかり時間をとって話をきく、傾聴する。

何を助けたらいいかなど、じっくり訊く。

大室:男性が聞くと、論点は、どうしたいのとコンサルティングになる、

離婚しようと思ってる、いい弁護士紹介するよ。

そうなんだ…が、カウンセリング。

言っているほうも何を求めているかわからないが、
そこをチューニングしてあげる、とりあえず受け入れることは
男性のほうが苦手、部下の話しきかない、つべこべ言わず働けが過去。

WHOで同じポジションのオランダ女性は3子出産、補い合うのが当たり前と

豊田:ジュネーブで民間や外交官と仕事をしたことがある。

193ヵ国あるが、欧米は法律で義務付けしているので
目標を立てて、達成できなければ説明求められる。

ナスダックや証券取引所や機関投資家が
企業に法律の義務付けでなくてもそれをやらないと
投資先になら無いという外的評価が変わって来る。
そういう動かし方。

常識、価値観があまりにも違った。

外交官をしながら一人出産したが、むちゃくちゃ大変だった。

WHO担当者が一人なのでいなくなると誰もいなくなる、迷惑がかかると。

それを同じポジションのオランダ女性は3人産んだ。

どうやってやってるのと聞いたら、何で逆に不思議がられた。

みんなチームで上の人は前に自分がやったこと、
下の人はこれからやることでしょ。

みんなで補い合うんだよ。

ここが抜けたらなんで空いちゃうの。

何が当たり前と思っているかが違う。

日本では制度もこんこんと話さないといけない。

フランスの運転免許証はパスポートと違っても生まれた名前(旧制)で作成

フランスで免許証を取った時、
生まれたときの名前で作れと言われ、
それはパスポートの名前と違うからと言っても、
生まれたときの名前は一生変わらないでしょ、
それはあなたのアイデンティティでしょと言われた。

日本ではとんでもないことだけれど、
その違いを知ることは大事。

ロールモデル、グッドプラクティスとしてあなたも出来るんですよと繋げる。

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