2021年11月4~6日に映画「きのう何食べた」の聖地巡礼?は賢治の台詞「情緒があってやっぱり素敵~♥」通りでした。
「日の出うどん」の様子や三十三間堂、清水寺、鞍馬山、貴船、南禅寺、禅林寺、知恩院などの
左京区の紅葉の程度を実際の画像でご覧いただく旅の初日をご紹介します。
海外からのお客様の穴を国内観光で応援しましょう。京都へ行くならまさに「今でしょ」
「京都タワー展望室×響け!ユーフォニアム」コラボイベント開催中
11月4日(木)
9:39分東京発のぞみでお昼に到着
あまりの晴天(青天)だったので衝けとばかりに
初めて京都タワーの展望台へ昇ってみました。12:17~12:46
山々に囲まれたステキな地形と、行ったことがあるところやこの三日で訪ねる予定地を眺めました。
土地勘がないことを残念に思いました。
東京で高いところから「ああ、あそこがあれか~」と、
上からみるとA地点とBの関係や距離が面白いのです。
帰りに昇って、
訪問寺院などの場所確認と自分たちの足跡を確認したほうが面白かったかな、と思います。
だから、丸わかりガイドの「今日(京)のはじまりはタワーから」より
「旅の締めくくりはタワーから」派かな。
国宝 三十三間堂は圧巻かつ本当にありがたい
13:06~14:04
高校の修学旅行の時は「すごーい、いっぱい」としか思わなかった😅
けれど、さすがに還暦を過ぎるとありがたさが身に沁みます。
通常時にはできない特設高壇から国宝の千体千手観音群像を遥拝できました。
(2021年11月17日まで)
一体一体のお顔の違いや国宝の風神・雷神や二十八部衆を堪能できたのは、
空いていたからに他なりません。
4年前に16時の閉門に間に合わず代わりに行った京都国立博物館の企画展で
すっかりファンになった湛慶作にもしっかりお目に書かれました。
運慶の長男で、洗練された温和な、手堅い表現が素敵なのです。
シンプルな外観しか写真に収めることが出来ないので、
写真集的なパンフレット300円也を購入しました。
美しい画像と各仏像のインドまで遡る由来などの説明は
見応え、読み応え十分で、これは買って大正解でした。
豊国神社14:20~14:35
河井寛次郎記念館で極上のひとときを過ごす
14:39~15:22
清水寺に程近い、東山五条の大通りからひと筋それて路地の
静かな民家が建ち並ぶ中に「河井寬次郎記念館」があります。
「暮しが仕事 仕事が暮し」の言葉を残した
陶工・河井寬次郎は民藝運動の柳宗悦繋がりで何となくしか知らなかったのですが、
柳宗悦との出会いから本当にカッコいい生き方など、
たくさんのものを観て感じて知ることが出来ました。
通り過ぎてしまいそうな入り口の中に奥深い世界が広がっています。
昭和12年に自ら設計した自宅である斬新な建物、館内の家具や調度類も寬次郎のデザイン、
あるいは蒐集によるもので、それぞれ個性を発揮しつつも、
不思議な統一感があり、当時の暮らしをそのままに感じ過ごせる静かな空間です。
私が17歳まで育った生家は空襲を逃れて移った家で戦前に建てられたものでしたから、
もう居るだけでほっと懐かしい想いにひたりました。
この二泊三日で、公式サイトよりも実際のほうがずっと良かった❣の第一位でした。
入館するといただける横四つ折りのリーフは略歴、記念館配置図も丁寧な上質なものです。
帰宅した翌日の「なんでも鑑定団」の再放送でなんと河井寛次郎のお宝が!記念館も生涯も詳しく紹介されて、こうしたセレンディピティは大好きです。
清水寺の紅葉と人出は
15:33~16:01
「清水の舞台から飛び降りる思い」や
昨今では「今年の漢字発表」(応募用紙が置いてありましたよ)で有名な
清水寺は今回の旅で二番めに賑わっていたところです。
本堂外陣(礼堂)の巨大な丸柱の前にじっと座っていた若い男性が目に留まりました。
檜舞台を行き交う人々と眼前に広がる景色をじっと眺めるのは乙なものかもしれません。
八坂の塔、知恩院(3日めに三門の特別拝観を)を経由して宿に着いたのは16:55 でした。
お食事と閑けさがお気にいりの大人の隠れ家に連泊します。
夕食を楽しみに、昼は新幹線での旅の始まりの乾杯🍻とともにブランチでした。
東京駅「祭り」でお弁当5つ、ビール2本ワイン180ml 7,055円也
公共交通機関と歩き中心の私たちにとって無くてはならないサービスを一応貼っておきます。海外や車での旅行が多いから「知らなかった~」という方がいないように。