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本屋大賞 ノンフィクション本大賞2021「海をあげる」上間陽子著

「複雑さに耐えながら生きる」という言葉を思い出しました。この真摯さ愛と上品さは美智子上皇后の「橋を架ける」を拝読したとき以来かもしれません。「TSUTAYA 代官山店」の宮台由美子さんが推薦しているとネット番組の「ビデオニュースドットコム」で、宮台真司氏から聞かなかったらたぶん手に取らなかった本です。幸運に感謝します。
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結婚式を「マチズモ」(男性優位主義)を削って成功させるには

武田砂鉄氏の新刊「マチズモを削り取れ」が発売2カ月で4刷と好評です。よくぞ書いてくれた!という事実や考察の数々に溜飲が下がります。しかし、六章の「なぜ結婚を披露するのか」は否定ばかりでちょっと残念です。今年(2021年)の息子夫婦と1983年の私たち夫婦の結婚式は、マチズモを削り取るように努めたので、具体的な方法をご紹介します
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マチズモを削り取れ 二章 電車に乗るのが怖い たかが痴漢?

著者の武田砂鉄氏は痴漢について、拉致や強姦から引き算して、未遂に終わったから「大事に至らなくてよかった」と相手を思いながら言ってしまうが、それはもう「大事に至っている」と見出しにつけています。痴漢という犯罪を軽くみたり、減らす努力が足りないことの根っこに「マチズモ」があることを解明し、解決策まで提示しています。
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「マチズモを削り取れ」 四章 それでも立って尿をするのか 

2021年9月5日(日)のフジテレビ #ワイドナショーでの「座りションスタイル」論議は演者にも編集スタッフにも武田砂鉄著「マチズモを削り取れ」の中の「それでも立って尿をするのか」の読者は居なかったようです。尿が2本や3本に分かれようが関係なく、飛び散ることが103ページでエビデンスに基づき完全に「論破」されているので一読を
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「マチズモを削り取れ 」 ジェンダーギャップ存在の深層がわかる本

ジェンダーギャップ(男女格差世界120位)が解消しない真相の深層を真剣に男性だからこその目線で面白く、読みやすく書けるのはさすが武田砂鉄氏。当初「マチズモ」(男性優位主義)という馴染みのない言葉をなぜ?と思いましたが、読み終わった今では本書がベストセラーになれば セクハラ、パワハラ 、マタハラ、パタハラ が無くなると本気で思います
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敬老の日を前に100分de名著「老い」ボーヴォワール 上野千鶴子解説を読む

文明社会でありながら、老いた人間を厄介者にして廃物扱いする。そのように老人を扱うことが文明の「言語同断な事実」スキャンダルであるとボーヴォワールはきっぱりと言っています。少子高齢化社会をTECで解決可能な時代が来たからこそ、老いの現実に向かう人間だけでなく、若い人々にこそ読んでいただき、社会をより進歩させ、未来に希望を持てるように
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イライラ解消におすすめの本 小川糸著「とわの庭」は読みやすい

イライラする毎日、何にも面白いことがない、未来に希望が持てない、やりたいことなんてない、誰もかれも好きになれない、美しいことや楽しいことなんてないと、日常に倦んでいる方におすすめです。 小難しくなく、主人公が気になってぐいぐい読めて、本を閉じるときに世界が少しだけ変わって見える、見ようとする気にさせてくれる主人公に会えます。
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芥川賞作品「コンビニ人間」のレビューが主人公二人に激似 村田紗耶香の凄さ

アマゾンのレビューを見て驚いたのは、とても高く評価している人と酷く低い評価している人が本作の主人公と彼女に深く関わる男に瓜二つなことです。芥川賞受賞作にはつきものの毀誉褒貶だけれど、評する内容がこれほどくっきりと分かれているところが面白い。酷評しているやそれに共感している人は、自分が作中の彼と似ているとは思わない…気づいていない…。
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アイデンティティ確立は世界の哀しみに向き合って 西加奈子「i」感想

「自分の存在の不確かさに悩む人」には勇気を与えてくれるかもしれません。 わたしは「誠実に生きること」とはどういうことかを、この年になって深く教えられました。 「絶望の淵、非力だということの怠惰から、自分のこころを取り戻した」という独白が印象的です。 すべてが繋がってて離れている、独立している…この小説の中でも世界も
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麻布中学・高校の文化祭や日常の実態を母の目からご紹介します 書籍「麻布アメフト部員が育つまで~と、母が見た麻布」

(表紙の氷上前校長のお言葉より)「アメフット部のお母様方の、我が子に寄せる折々の思いの深さ、 尊さはいつの世にも変わらぬ母の愛ということなのでしょう。 しかし、ここに書かれているお母様方の素晴らしさは、 溺愛の淵まで行って佇む(見守る)ことを知っている、賢い愛にあります。 私が校長時代言い続けた2兎を追うという目標を見事に実現した お子様方に敬意を表します。 そして、その実現の裏には、母の賢い愛があったと教えてくれるこの本は、 麻布現役の母はもちろん、これから麻布を目指そうと考えているお母様方に 読み継がれるにちがいありません。
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