イメージが一新されたおごと温泉の歴史 シニアには驚きの変化が
雄琴温泉(おごとおんせん)は、滋賀県大津市(旧国・近江国)の
琵琶湖西岸にあり最澄によって開かれたと伝えられる
約1200年の歴史を持つ由緒ある温泉です。
滋賀県下最大の温泉地で、2000年以降地元観光協会などでは、
平仮名表記の「おごと温泉」と表記しています。
各旅館経営者の改善努力によって特に変化著しい温泉地の一つで
2006年10月27日に第1回「地域ブランド」(地域団体商標)として認定されました。
その軌跡とは
雄琴地区の湧き水が大正時代に
ラジウム温泉に当たることが確認されたことから、
1925年(大正14年)頃から急速に温泉地として発展し始めました。
しかし、1960年代半ば昭和40年代に急速な歓楽街化が進みました。
当地を訪れる客は男性客や団体旅行に偏ることになり
「雄琴」という地区の印象が大きく変化することになったのです。
こうした「雄琴=歓楽街」という印象からの脱却を目指した温泉街は
女性や家族向けを意識した新たな旅館名へ変更すると共に
建物の改装なども進め、さらに旅行会社や各種のメディアなども通じて
印象の転換を図りました。
その一環として「雄琴温泉」から
2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正時に
駅名を「おごと温泉駅」へ変更もしました。
イメージ転換の戦略が功を奏し、その結果
2010年(平成22年)には宿泊客数が約44.9万人と、
統計のある1989年(平成元年)以降で過去最高を記録しました。
今では、
京都方面への修学旅行客受け入れ先としても機能を果たすようになるなど、
社会的信用・信頼も大きくなっています。
<アクセス>
京都から車なら20分の近さが魅力の温泉地。
JR湖西線普通電車(琵琶湖線ではなく湖西線です)
京都駅から5つ目が「おごと温泉駅」です。
京都~おごと温泉のJR湖西線の運行本数は
時刻によって1時間に2本から5本なので時刻表は事前チェックしておきましょう
おごと温泉観光協会のサイトは充実しており、魅力をあますところなく伝えています。
メニューにはイベントカレンダー:見処・歩き処:観光モデルコースを12通り:泉質と歴史:比叡山も紹介:宿泊旅館・ホテル一覧:おごと温泉へのアクセス案内
関連協力リンク一覧は26か所がずらっと並んでいます。
戦国好きにはたまらない「戦国ワンダーランド滋賀・琵琶湖」
の一角です
おごと温泉の雄山荘は二人旅、家族向けから団体旅行まで快適に
おごと温泉サイト内の宿泊旅館一覧には
9館が比較対象できる親切な一覧表です
この中で客室数が二番目に多い里湯昔話 雄山荘に二泊しました
客室数110 のうち51室が露天風呂付客室室で
多彩な宿泊客に対応しています
それは、施設と夕食・昼食時によく表れていました
雄山荘は近江の民話を思い出としてお持ち帰りいただきたい…
そんな願いを込めたおもてなしがなされています。
「近江昔話らいぶらり」は囲炉裏もある広々とした空間です。
露天風呂付き客室には、堀ごたつ式の続き間があり、
「昔話らいぶらり」として数多くの書籍がありました。
子ども向けから大人には滋賀県の歴史などが並んでいます。
子連れ旅行の場合お気に入りの絵本を持っていく必要もなさそうです。
全ての部屋に「らいぶらり」があるわけではないので
予約時には確認してみてください。
堀ごたつと板の間だけでも走り回ったり隠れたり大喜びでしょう。
ゲームコーナーや夏にはガーデンプールもあります
大人向けにワインバーやカラオケラウンジがあります。
家族連も大人旅も食事の時の周囲は気になるところです。
雄山荘は宴会場、半個室、個室の三タイプのしつらえが見事でした。
私たちは半個室でしたが落ち着いて食事が出来ました。
近くの赤ちゃんの泣き声も懐かしく微笑ましいばかりです。
でも、区切りのない大きな食事会場だったら
親御さんは周りの目がきになってしまうところですが
見えないから少しは安心ですね。
子どもたちが就学前はなるべく個室で食事をとれる宿を選んでいました
個室ならば多少走り回っても、親はゆっくりと食事を楽しめます
お食事の内容もバラエティーに富んでいました
自家菜園の野菜と契約農家の野菜を使っているので
普段食べられないような多彩な野菜料理と
湖魚を使った料理に近江牛と大満足でした
プロのお料理をいただきながら
「あ、蓮のきんぴらはかつお梅で和えてみよう」
なんて普段の手料理のヒントがあったりして
お土産には「飛び出し坊や」関連グッズがユニークでよい…かもしれない
お土産選びは楽しくも、困ることもありますね。
ご当地グルメはあっても、相手によっては食べ物以外で選びたいけれど
グッズのご当地○○もありふれてしまうことで悩みませんか。
「飛び出し坊や」は
滋賀県八日市市社会福祉協議会(現・東近江市社会福祉協議会)の発案によって
1973年6月に八日市市(現・東近江市)内に設置されたのが始まりとされています。
みうらじゅん氏は、ここで製作されたものが
現在主流となっている飛び出し坊やの元祖であるとして、
「0系」と命名したところが、さすがです。
滋賀県内では「0系」を基にしたゆるキャラや
グッズや文房具なども作られているのです。
滋賀県内を車で周と様々なかわり飛び出し坊やに会えます。
琵琶湖畔は見どころがたくさんありますから
足場としておごと温泉はおすすめです
駅前には足湯もあります♨