やる気が出ない、頭が働かない、集中できない、気力が続かない、のは
身体が疲れているときではありませんか。
たまに、心身の調子が良いと自分でも驚くような成果をあげられる時がありませんか。
その「たまに」をできるだけ多く、続けたいものです。
「自分レベル100%」のパフォーマンスをあげられる
「疲れない体」スタンフォード式 山田友生著をご紹介します。
体力(疲れない体)が成果を左右する
仕事や勉強のパフォーマンスを上げるには、能力(脳力?)より
結局のところ体力がものをいう気がしませんか。
いくつになっても。
プロローグの
「自分レベル100%」のパフォーマンスを
30歳なら30歳のあなたのベストの体に。
60歳なら60歳のあなたのベストの体に。
引用は全て「疲れない体」より
を目にしたので60代の私は飛びつきました😅
ノーベル生理学・医学賞の選考委員会があるスウェーデンの「
カロリンスカ研究所」で研究者として活躍したアンダース・ハンセン氏によれば、
脳(中枢神経)はそもそも「体を移動させる」ためにできていて、
原始時代からその構造はあまり変わっていないそうです。
テレワークが当たり前になりつつあり
メタバースの普及もそう遅くない時期に来そうと喧伝される今
とても重要な指摘だと思います。
頭だけ酷使することはできないのです。
テレワーク中心になって体のメンテナンスが必要なことを
痛感した方も多いと思います。
一晩で効果があったIAP呼吸法(複式ではなく、腹圧呼吸)
「個人の感想」ですが、本書にあるIAP呼吸法は一晩で効果があった気がします。
いつでもちょっと意識すれば出来る手軽さで即時実践しました。
寝る時とサウナで実践しています。
寝付くときにIAP呼吸を意識していたら、普段以上に早く寝入りました。
ニュースドットコムやニュースピックスの番組を聴きながら寝るのに、
ほとんど寝落ちしていました。
サウナの中では秒針を追ったり、テレビをみたりするよりも
身体に向き合ってる感じがしてよかったです。
時間が経つのも早く感じました。
眼精疲労を30秒で取り除く「目の筋膜リリース」
これは目から鱗で、疲れも落ちてスッキリしました。
数年前にスポーツクラブで「筋膜リリース」を知り、
マラソン会場で有名な先生の施術を受けてから信者の私ですが、
「目」は知りませんでした。
ハードコンタクトレンズを使っているので、
瞼の上を押すわけにもいかなかった私にはまさに福音でした。
自分の指で弾くだけなんです。
具体的な方法は本書の図解で。
アイス・ヒートメソッドで回復浴
「冷水」と「温水」に交互に浸かる「交互浴」が紹介されています。
サウナ―までいかなくとも、サウナでの水風呂利用者には
言わずもがなの血流促進、冷え性知らずの交互浴。
「シャワー×半身浴」という、日常の疲れへの応用
に最適な方法も書かれています。
回復率が最高なのは「睡眠」
とはわかっていても「ショートスリーパー」に憧れていませんか。
結果を出している人は質はもちろんのこと、
膨大な量のアウトプットがあるのも事実で、
ショートスリーパーを自称する方々が多いような。
しかし、本書では超一流アスリートの中には、
いわゆる「ロングスリーパー」が何人もいることを教えてくれます。
いわく、テニスの絶対王者ロジャー・フェデラー、
陸上のウサイン・ボルト、
バスケの王者レブロン・ジェームスらは
一日12時間睡眠!
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは
「8時間睡眠をとればパフォーマンスが上がる」と
「ウオールストリートジャーナル」の取材に答え話題になりました。
大谷翔平さんも遊び盛り?コミュニケーションも必要だろうに、
それ以上に睡眠を大切にして移動中はほとんど眠っている、
との報道に感心しませんでしたか。
身体の回復とともに、脳にとっても、
とりわけ記憶の定着に睡眠が重要なことは
かなり前から証明されているので、一石二鳥とも言えます。
食事の重要さはわかるけれど実践が…大丈夫です
食事については、
「完璧にやろうとしない」
「極力シンプルに、ざっくりと基本を理解し、ときどき思い出せばOK」
って嬉しくなりませんか。
疲れない体を内側から効率よく作るための定番として
「味噌汁、納豆、ぬか漬け」を是非朝食にと勧めています。
「腹八分目」とか、当たり前だけど、嬉しい言葉。
マインドセットも簡単な口ぐせで
「成長型マインドセット」にシフトするには「まだ~(yet)」をつければいい!
「まだ、~できない」「まだ、~自分には難しい」と思うだけでワクワクします。
「超・短期目標」と「成長型マインドセット」は2つで1つだそうです。
私は目標の立て方が下手というか、つい夢が膨らむタイプです。
でも、50代でフルマラソンに挑戦した時には、
出場レースを5,10、ハーフ、30キロと少しずつ伸ばしました。
むしろ、最初からフルを目指したわけではなく、
少しずつ「走れるようになった喜び」があったので
次々と目標達成できた感じです。
当然、トレーニングもレースに見合って少しずつハードにはしましたが、
身体が変化していくことが楽しかったです。
コロナ禍でレースが次々と中止になり、
2年ほど走らなかったら健康診断の数値にビックリしました。
2022年は少しずつ走り出しましが、心の支えは50代の時に達成した自信です。
私は「まだ60代なので」走ったり、ブログの収益化について日々学んでいます。
知ると知らないではパフォーマンスが大違い
本書は多岐に渡る内容にも関わらず、読み易さもありベストセラーになりました。
さらに詳しく、最新の内容で理論武装したい方には次の新刊もお勧めです。