秋から冬の旅行ならば北陸の美味しいお魚とかにが食べたい!と
福井県敦賀市に行ってきました。
敦賀駅から港への繁華街に行けば飲食店がいろいろあるだろうと
漠然と考えて行きましたが、それは間違いでした。
飲食店から販売店まで「日本海さかな街」に集まっていました
一方で「北前船」など越前の繁栄ぶりを知る資料館に出会え貴重な経験をしました。
越前がには敦賀の日本海さかな街(日本海側最大級の海鮮市場)で
敦賀港直送の魚介が並ぶ鮮魚店をはじめ
水産加工の店、昆布、珍味、銘菓の専門店などと
海鮮丼・寿司・焼き鯖・特産品の専門店やレストランなど
飲食店が軒を連ねる巨大海鮮市場です。
場内は昔ながらの雰囲気もそのままに
威勢のいい売り子の声が響き、活気に満ち溢れているそうです。
行きたかった~
この失敗から旅行の下調べの重要性を知ったのでした😅
<アクセス案内>
場所は北陸自動車道/敦賀IC
■徒歩の場合
JR敦賀駅前より日本海さかな街まで約3.6Km
所要時間:45分間前後
■1日7便の直行バスなら所要時間は10分(下記サイトに時刻表あり)
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敦賀市立博物館は大和田伸也・獏兄弟の祖先が設立した元大和田銀行
「漫遊敦賀」は敦賀観光案内サイトです。
この中から実際に行ってみたからこその
おすすめポイントを下記にご紹介します。
敦賀市といえば、北前船で栄えた日本海側の海陸交通の拠点でした。
敦賀にお出かけの際に歴史を知るにはおすすめスポットです。
メインストリートの信号を目印にしても
玄関が港より一本奥にあるので見逃さないようにしましょう。
日本三大松原のひとつ「気比の松原」(静岡県三保の松原と佐賀県虹の松原に並ぶ)から
人通りも車も少なく歴史的に町屋の面影を残している通りを東へ歩くこと30分
通り過ぎそうになるところで奥に全く異質の建物を発見しました。
私は初めて来たのに見覚えがある
と思ったら入り口に「元大和田銀行」
の文字が。
2017年のNHK
『ファミリーヒストリー「大和田伸也・健介〜先祖は敦賀の豪商 故郷を背負って〜」』が蘇りました。
重要文化財であるこの建物は昭和2年に二代目大和田荘七によって建てられた
大和田銀行本店を活用したものです。
地上3階、地下1階、鉄骨レンガ造り、イオニア式・コリント式の柱頭で飾られた円柱証明器具など華やかで重厚な装飾がなされています。
大理石の銀行カウンターや貴賓室だけでなく
公会堂にレストランといった公共的機能も兼ね備えていました。
現在もワークショップスペースなどに活用されており入館者が楽しむこともできます。
訪問した折には企画展に関連した十二単の塗り絵がありました。
近隣中高生の作品やお手本展示もあり時間が許せば挑戦してみたかったです
敦賀市は古代から天然の良湾として
北陸と畿内、東海、そして大陸とを結ぶ海陸交通の要所でした。
江戸時代には北前船の交易拠点として発展しました。
近代に入って本州日本海側で最初期の鉄道が開通したことには驚きました。
また、大陸との直通航路が開設され、日本とヨーロッパとを結ぶ国際港として繁栄していました。
これらのことが分かる実際の資料が、一階の展示室にはたくさんあります。
廃藩置県(明治4年)から10余年かかって
今の石川県・福井県・滋賀県の3県になる
歴史地図を見るだけでもとても興味深いものがありありました。
<アクセス> JR敦賀駅から徒歩25分
ぐるっと敦賀周遊バス:博物館通り下車すぐ
コミュニティバス:海岸線山車会館下車すぐ
<開館時間> 午前10時~午後5時
<休館日> 毎週月曜日(月曜日が休日にあたる場合はその翌日)祝日の翌日 年末年始
<入館料> 300円/高校生以下無料
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みなとつるが山車会館は勇壮な山車3基を展示 敦賀城主大谷吉継の資料も
敦賀市立博物館のお隣にある
気比神宮例大祭で巡行する山車を展示する資料館です
実物の山車のほかに迫力あるシアター映像(15分:ナレーションは大和田獏)では
山車の歴史や巡行の臨場感を体験します。
放映の最後に突然山車が目前にせり出し
お祭りの臨場感にびっくりしました。
敦賀の山車の特徴は、武者人形に実物の鎧・兜・能面・飾り太刀・馬具など
華麗な衣装をつけて飾ることにあります。
展示室では近くに並ぶ甲冑は
迫力がありました。
併設する別館には
敦賀湊の繁栄の歴史と敦賀城主大谷吉継の功績などを紹介する
特設コーナーがあります。
敦賀市の公認キャラクターは
大谷吉継の「よっしー」とは知りませんでした。
<アクセス> JR敦賀駅から徒歩25分
ぐるっと敦賀周遊バス:博物館通り下車すぐ
コミュニティバス:海岸線山車会館下車すぐ
<開館時間> 午前10時~午後5時
<休館日> 毎週月曜日(月曜日が休日にあたる場合はその翌日)祝日の翌日 年末年始
<入館料> 300円/高校生以下
無料博物館との共通入館料/500円
人道の港 敦賀ムゼウム 2020年11月3日にリニューアルオープン
上記二つの博物館や山車会館とはうってかわって
ピカピカで広々とした近代的なムゼウム(ポーランド語で資料館)です
敦賀港は明治から昭和初期にかけて
ヨーロッパとの交通の拠点としての役割りを担いました。
1920年代にポーランド孤児、
1940年代に「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港です。
数々の苦難を乗り越えて敦賀に降りた孤児や難民の史実を中心に
当時の敦賀市民の証言やエピソードのほかいまも続く関係者との交流を紹介しています。
シアターではそれらの歴史を映像にて紹介しています(ナレーションは大和田伸也)
<アクセス> JR敦賀駅からタクシーで約10分
JR敦賀駅からバス:ぐるっと敦賀周遊バス「金ヶ崎緑地」下車
コミュニティバス松原線「金ケ崎緑地」下車
古い案内地図だと「新ムゼウム建設予定地」として
旧ムゼウム所在地の直ぐ側に記載されていますが
すでに約3倍の規模の施設がオープンしています。
<開館時間> 午前9時~午後5時 (入館は4時半まで)
<休館日> 毎週水曜日(休日の場合はその翌日)年末年始
<入館料> 500円/小学生以下300円
美味しいカニやお魚と歴史を学ぶ
冬旅に福井県敦賀市はおすすめです