自分史を書籍化したい場合も出版社に頼らなくて大丈夫 映像化という新手も
自分史などを自費出版することが流行ったのは
団塊世代の定年退職前後2000年代半ば以降でした
ほぼ自費出版を専門とする出版社(については「夢を売る男」2013年刊に詳しいです)から
各出版社が自費出版部門をもち、朝日新聞社まで参入しています。
でも今や右肩さがりです。
だから価格も2~300万円かかっていたのが100万円前後にまで落ち着いているのは
出版したい人にとっては嬉しいことかもしれませんが。
また、5~60代は親が介護は多少必要でも健在な世代でもあります
80代以降の親の本を作って差し上げるのは親孝行の一つです。
自分史や歌集・句集に代表される趣味の成果をまとめてさしあげることもできます。
方法① 手書き原稿を入力し画像を貼り完全原稿をデータ化して
印刷・製本だけを頼めば数万円で出来上がります。
私は数年前に90代の恩師の本を作成のお手伝いをしました。
ワードが使えて、本を読み慣れている方ならば
表紙作成から、見出し作成や画像挿入の編集作業も簡単です。
お歳よりの手書き原稿を完全原稿、印刷すればよいだけの形にして差し上げて
印刷・製本だけを下記のような業者さんにお願いすれば
費用はとても低く、親孝行感は非常に高まります❣
ページ数、作成部数、表紙・本文の紙の選択などによる価格がネットで見積もりできます。
当時は東京にもショールームがあり、ご案内して楽しく紙選びやレイアウトを楽しくしました。
2020年には同業他社の競争激化があり、さらに便利になっているようです。
商業出版3冊の経験から無名の人間が出版する難しさについては別の機会にゆずります。
方法② 書くのが苦手という方には、自分史を映像で残す方も増えて来ています。
退職、還暦、古希などでお披露目したり、定年後の姿を喜寿や米寿のお祝いに残したり
お別れの時にも流したらステキです。
下記の「自分史ビデオ」制作者の方をお勧めします
やはり、技術の専門性とともに
シニア世代の想いを理解してくださる方に依頼したくなりませんか
シニアが過去・現在・未来を語る意味
仕事や生活上の経験を次世代に繋ぐことは尊いことだと私は考えています
わが子でさえ、私の人生には「未だ」全く興味なさそうですが😢
親戚や他人に話すと自慢話と迷惑がられるだけ
ましてや形に残すなど独りよがりなことはと躊躇される方もいるでしょう
しかしそれがどれだけ貴重なことかは後に理解され必要とされるのです
私の伯父は、自動販売機の技術をアメリカから日本に持ってきて
普及させることに会社人生を捧げた人でした
従弟から90代になって入院しても、病院の自動販売機を観察していたと聞きました
形式も全く違う進歩したドリップ式にさえ
最後まで自分ごととして興味を持ち続けたことをとても尊敬しています
しかし、業界の年評にわずかな記載しか見つけられませんでし。
叔父の「プロジェクトX」詳しく聞きたかったという年齢になりました。
今の50~60代はネットで足跡を残す方向に移行 noteが簡単でおすすめ
先に書いたような、過去を書くだけでなく
方法③ 今後長く続けて書いていきたい場合にネットの利用は最適です
ブログを書いたり、2020年流行語大賞にノミネートされた「note」があります。
NHKの人気番組「ファミリーヒストリー」や「日本人のお名前」「ブラタモリ」を見ている
と自分のルーツや郷土の歴史を辿りたくなりませんか。
少しずつ書いて、積上げていけるのがネットの利用です。
人生100年時代とは
人類が今まで経験したことのない多くの世代で社会を構成することです
「最近の若者とは~」と、嘆き、文句をつけていたことは古代の遺跡にも見られる言葉です。
しかし、人類史上初めてそう言っても許され
むしろ当然といえるほどの社会生活が激変したのが、この戦後75年ではないでしょうか。
狩りの仕方や生活の未熟さを嘆いた時代とは違い
10年で生活は大きく様変わりし
30年一世代違うと別世界を生きるような感じです。
30代の私は50代の先輩を瘡蓋(かさぶた)と馬鹿にし、嫌い、
定年で去ってくれることを指折り数えていたような人間です
最近も「40歳の老害」という言葉を目にしました…。
若い世代がシニアを疎む気持ち覚えています。
しかし、各世代がお互いに歩みより、学び合わない、活かさないと無駄、
社会的コストもより増え続けます。
とくにデジタル格差はできるだけ解消しないと。
詳しくはnoteに書きましたので、ご覧いただけると幸いです。