子どもにお手伝いをさせる難しさ…けれど絶好の「家庭学習」の場

ワークライフバランス
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かえって手間も時間もかかる幼児から
低学年まではやりたがりイライラさせられ、
戦力になる年頃にはやらなくなりガッカリするのが子どものお手伝いです。

2020年以降、
家庭の中や家族で過ごす時間が急に増えたことをチャンスと考えましょう。

お手伝いは、貴重な経験・学習の場です。

幼児のときから発達段階に沿った指導・援助の方法をご紹介します。

料理は学習材料の宝庫、国語と図工と生きていく力の源に

お手伝いのなかでも、とくに料理は学習の宝庫です。

たとえば、
つぶす、研ぐ、切る、みじん切りなどの言葉を教えられるのは
生活に根差した国語の時間です。

これを机上で言葉だけで教えるのは難しいことですが、
キッチンで一緒に体験すれば一目瞭然です。

包丁を使うことは
図工の時間に通じ細かい技術を習得するには
少しくらい指を切って痛い思いをすること覚悟のうえです。

何よりも刃物の使い方を身につけるには、ことは重要な経験です。

どれほど加工食品が豊富で美味しくなっても
自分の食べるものを調理できることは
生きていく力の源、自信に繋がると思います。

キャンプ(グランピングでない)が
災害多発時代のサバイバル術としても脚光を浴びています。

家庭の中には算数と科学が溢れ、親の学び直しも必要かもしれません

調理や食卓の準備でも、「何個取って」と頼めば数の学習

大きい、小さい、短い、長い、固い、柔らかいなど、
食材の特性を形容するあれこれ。

お皿は丸に、楕円に、四角や長四角。

少なくする、多くするなどは盛りつけ方や配膳から。

食器を効率よく安全に食器棚にしまうのも、空間把握の訓練です。

このように、料理には算数の課題もいっぱいです。

同様に、沸騰、茹でる、焼く、煮る、
調味料の「さしすせそ」などについて科学的に語ろうとすれば、
親にもそれなりの知識が必要となるでしょう。

会話も弾み、どんどん話しが発展することうけあいです。

洗濯は理科、買い物は社会と一緒に会話することが貴重な親子の思い出

洗濯物を合理的に乾かすには
温度や湿度、天気と風通しなど、理科の時間です。

洗濯乾燥機が普及し、
布団まで洗える大型で清潔なコインランドリーがある時代ですが
天気の良い日にはあえて外干しし、
親でも忘れがちな「お日様の匂い」は
親子の貴重な記憶に沁みつくでしょう。


買い物が計算力の入り口になるのはよく知られたことです。

おつりのないキャッシュレスでも暗算の練習はできます。

産地、流通、価格を考えるのは社会科の問題で、
とりわけ昨今は入試問題でも重視されています。

そればかりか、
このように年齢に応じた実地学習として家事を捉え、
親子で楽しめば、それ自体が思い出深いできごとになっていくのです。

小学生だった息子に「ご飯を炊いて」と頼んだところ、
お米を一生懸命研ぎすぎておかゆになってしまったときのことは
本人にとっても驚きだったようで、いまでも語り草になっています。

幸いなことに私は、
ご飯を上手に炊けなかった子どもに「こんなこともできないの!」と怒り、
以後お手伝いから締め出して勉強だけをさせた結果、
その子が様々なことにつまずいていくという話を読んだばかりでした。

そのおかげで意識的に励まし、失敗を笑いのひとコマに変えることができたのでした。

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