みんなの意識にジェンダーの視点を~ジェンダーカードの可能性~
趣味
「マチズモを削り取れ 」 ジェンダーギャップ存在の深層がわかる本
ジェンダーギャップ(男女格差世界120位)が解消しない真相の深層を真剣に男性だからこその目線で面白く、読みやすく書けるのはさすが武田砂鉄氏。当初「マチズモ」(男性優位主義)という馴染みのない言葉をなぜ?と思いましたが、読み終わった今では本書がベストセラーになれば セクハラ、パワハラ 、マタハラ、パタハラ が無くなると本気で思います
敬老の日を前に100分de名著「老い」ボーヴォワール 上野千鶴子解説を読む
文明社会でありながら、老いた人間を厄介者にして廃物扱いする。そのように老人を扱うことが文明の「言語同断な事実」スキャンダルであるとボーヴォワールはきっぱりと言っています。少子高齢化社会をTECで解決可能な時代が来たからこそ、老いの現実に向かう人間だけでなく、若い人々にこそ読んでいただき、社会をより進歩させ、未来に希望を持てるように
大豆田とわ子と三人の元夫 第9回 恋と仕事と夫婦を巡る台詞
前週第7回から登場のオダギリジョーさんが四人めの夫に立候補して、とわ子が答えを出すまでの回。最終回のようだと評された第8回も名台詞が盛りだくさんでした。恋と仕事と夫婦について、とわ子は三人の男とツーショットで語り合います。一話分、54分とは信じらないこのボリューム感。大豆田八作がステキというプロポーズ❣で夫婦の苗字の話もさりげなく
大豆田とわ子と三人の元夫 最終回 最高のドラマだと思った理由
誰のどんな状況も生きていってよし‼と思えます。たーくさんの笑いとともに、男性優位の事象やLGBTへの偏見なども軽やかに乗り越えてみせてくれました。声高でなく たった一言に 様々なことを考えるきっかけに満ちたドラマでした。あのシーンのあのセリフ、あの描写は今の世の中のこんな現状が絡んでいるのではないか。坂元裕二氏が撒いた「気づきの種」を笑いのツボとともに拾い上げてみました。
イライラ解消におすすめの本 小川糸著「とわの庭」は読みやすい
イライラする毎日、何にも面白いことがない、未来に希望が持てない、やりたいことなんてない、誰もかれも好きになれない、美しいことや楽しいことなんてないと、日常に倦んでいる方におすすめです。
小難しくなく、主人公が気になってぐいぐい読めて、本を閉じるときに世界が少しだけ変わって見える、見ようとする気にさせてくれる主人公に会えます。
芥川賞作品「コンビニ人間」のレビューが主人公二人に激似 村田紗耶香の凄さ
アマゾンのレビューを見て驚いたのは、とても高く評価している人と酷く低い評価している人が本作の主人公と彼女に深く関わる男に瓜二つなことです。芥川賞受賞作にはつきものの毀誉褒貶だけれど、評する内容がこれほどくっきりと分かれているところが面白い。酷評しているやそれに共感している人は、自分が作中の彼と似ているとは思わない…気づいていない…。
「渡る世間は鬼ばかり」の再放送予定とparaviで全話視聴可能
「渡る世間は鬼ばかり」についての再放送予定や今見る方法と面白さについてご紹介します。連続ドラマ放映時は姑が夢中だったものの私自身は全く関心がなかったのに、歳を重ね様々な経験を積むごとに共感ポイントが徐々にふえ(ツッコミどころはありながらも)ました。人生100年時代への先見性と家族の普遍性があり、30年にわたって高視聴率をキープした秘密がわかります。
おしん再放送を見る方法とあらすじを2019年に視た感想とともに
2021年4月25日には「橋田壽賀子さんをしのんで~『おしん』を振り返る~」(午後1時50分~同6時)が放送されます。1983年の放送当時に少し、2019年の連続テレビ小説100作放送を記念して全297話がBSプレミアムで再び放送されたのを視て感動した私としてはぜひ15分放送の279回分をお勧めします。あらすじとともに初回放送時の時代の雰囲気をご紹介します。
映画「素晴らしき世界」感想 西川美和監督×役所広司は想像以上
役所広司のための作品と言って良いほど、主人公にフォーカスした潔い脚本・演出ながら余韻の素晴らしさ。「ジョーカー」は悪に昇っていく、本作は普通に戻ろうとする違いはあっても、主人公が自分自身と社会との葛藤が見事に表現されていました。
BOSSのCMをみたとき、なぜ役所広司さんがこの役を?と思い、映画の内容を知って合点がいき、見終わったあとは「三上さん、頑張ってるな」と嬉しく、懐かしむような気持になっています。タイアップとして秀逸。
アイデンティティ確立は世界の哀しみに向き合って 西加奈子「i」感想
「自分の存在の不確かさに悩む人」には勇気を与えてくれるかもしれません。
わたしは「誠実に生きること」とはどういうことかを、この年になって深く教えられました。
「絶望の淵、非力だということの怠惰から、自分のこころを取り戻した」という独白が印象的です。
すべてが繋がってて離れている、独立している…この小説の中でも世界も