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映画「素晴らしき世界」感想 西川美和監督×役所広司は想像以上

役所広司のための作品と言って良いほど、主人公にフォーカスした潔い脚本・演出ながら余韻の素晴らしさ。「ジョーカー」は悪に昇っていく、本作は普通に戻ろうとする違いはあっても、主人公が自分自身と社会との葛藤が見事に表現されていました。 BOSSのCMをみたとき、なぜ役所広司さんがこの役を?と思い、映画の内容を知って合点がいき、見終わったあとは「三上さん、頑張ってるな」と嬉しく、懐かしむような気持になっています。タイアップとして秀逸。
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アイデンティティ確立は世界の哀しみに向き合って 西加奈子「i」感想

「自分の存在の不確かさに悩む人」には勇気を与えてくれるかもしれません。 わたしは「誠実に生きること」とはどういうことかを、この年になって深く教えられました。 「絶望の淵、非力だということの怠惰から、自分のこころを取り戻した」という独白が印象的です。 すべてが繋がってて離れている、独立している…この小説の中でも世界も
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」感想 ネタバレなし 感動ポイント10

① 「全てが完璧だった」2021年3月8日11:10現在、これしかいえね~ ② 序破QのQにビックリしたのは起承転結の「転」だったと納得 ③ 「終劇」した… ④ 何回も鳥肌がたった。音楽の使い方は毎度のこととはいえ、やられた感何度も ⑤ オールキャスト出演のサービス精神満載 で、これが無理のない設定なところに脱帽
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「女性軽視発言」からジェンダーギャップやフェミニズムを考える⑤

男性も可哀想で、大黒柱で生涯外でフルタイムで働き、稼いで、泣くな弱音を吐くなと言われていると、俺たちはこんなに苦労しているのになぜ女性は優遇されるのかとなってしまう。女性進出助けている企業は男性にも優しい、女性活躍推進は男性の働き改革の成功に繋がる。
ジェンダー

「女性軽視発言」からジェンダーギャップやフェミニズムを考える④

政治家のおじさんがあれだけ言われても会食を止めないのはホモソーシャル社会の中でそれが当たり前で、それをおかしいという人がいない。女性の政治家が多ければ当然夜の会食で物事が決まる文化がなくなる。ホモソーシャル社会のリスクの典型だ。 今の国会の大半は子育ても介護も全部奥さんにやってもらって自由に自分の時間を使える人たちが集まって議論して社会のすべての設計を決めるという時点でいびつになっている。 多様な人間が入って来て社会の写し鏡として社会の価値観の集合体のようになって初めて様々な事が起きたときに柔軟にものごとを変えていく発想が出来る
ジェンダー

「女性軽視発言」からジェンダーギャップやフェミニズムを考える③

ジェンダーギャップ問題は経済合理性ではなく、人権問題として考えるフェーズに。日本で人権というと…でも、そのおじさんたちSDGSバッチをつけている。5番目にジェンダー平等あるが、全体的には人権を守るもの、個人がどれだけ幸せになれるかがSDGS。本質を理解していないから「人権」という問題を聞きたがらない。
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「女性軽視発言」からジェンダーギャップやフェミニズムを考える②

フランスで免許証を取った時、生まれたときの名前で作れと言われ、それはパスポートの名前と違うからと言っても、生まれたときの名前は一生変わらないでしょ、それはあなたのアイデンティティでしょと言われた。日本ではとんでもないことだけれど、その違いを知ることは大事。ロールモデル、グッドプラクティスとしてあなたも出来るんですよと繋げる。
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女性蔑視発言からジェンダーギャップを考察 NewsPics対談①

【女性蔑視発言】沈黙を破るためにどう行動すべきか? 「会議は発言する場じゃない」と言われてきた現実 浜田敬子さんの「FRaU」記事です。 最後は「森発言で可視化されたことは、会議の軽視と会食政治と忖度。この魔のトライアングルが、女性を意思決定の場からいかに遠ざけているか、そしてその結果が世界153ヵ国の中でジェンダーギャップ121位になっているという現実だった」
ジェンダー

ワークライフバランス、仕事も子育ても楽しむことは権利なの

ホワイト企業は存在してるから、探して、価値観ぶつけよう 働き続ける先輩女性をみて、自分には無理そうとか ああはなりたくないとか、そもそもロールモデルがいないとか。 けれども仕事に打ち込む満足感と、子育てを充分楽しんでいるという充足感の両方を持つことは可能です。 人生100年時代はたっぷり時間があるということ、焦らずに
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映画「花束みたいな恋をした」を観ると晩婚化・未婚化の理由がわかる

「恋する月日のすべて」があるというキャッチコピーの「すべて」は本当。今どきの恋愛と結婚、生き方、仕事とは、好きなこと、が皆入っています。しかも、坂本裕二氏の脚本は老若男女に共感ポイントがたくさんあり、ユーミンの歌詞のような汎用性に富んでいます。「罪の声」「カルテット」「いま会い」「ビリギャル」「ハナミズキ」の土井裕泰が監督。
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