披露宴の最後に新婦の手紙朗読は既にデフォルトだけれど、
アニヴェルセル表参道では挙式前に両親とだけの5分があり、
そこで息子へ両親それぞれが最後に伝えておきたいことを手紙にしたためて読みます。
披露宴の最後に息子から父と母へ各々手紙が手渡されるサプライズがありました。
その手紙は嬉しく貴重で、子育てを肯定されたような、結婚式の余韻がいつまでも心に残ります
チャペルでの挙式は荘厳さと和やかが一体となってステキ
式場のアニヴェルセル表参道はチャペルが素敵なことも人気の一因です。
ステンドグラスにブルーのバージンロード
神父さまも新郎新婦、両親の気持ちに丁寧に寄り添ってくださり
パイプオルガン、弦楽器の生演奏に何人もの介添の方々…
贅沢な生演奏もデフォルトでお式は一体のものとか。
で意外とリーズナブルでした。
(キャッシュポイントではなかったという意味で)
そんな厳かな式場の最前列で心を静めていると何やら後ろのほうから笑い声が。
振り返ると新郎である息子がひょこひょこ頭を下げ、笑われながら入場していました。
上司や先輩の前では深々とお辞儀をして笑われ、
私は思わず高校の卒業式での振る舞いを思い出してしまいました。
一転して、バージンロードをお父様と歩んでくる新婦を見つめる
息子の涙からは覚悟と喜びが伝わり、感動しました。
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新郎新婦の紹介は友人代表のお二人がここでしてくださいました。
「武部君がどうしてこんなに立派になったのかは
お母さんが書いた『麻布アメフト部員が育つまで』をお読みください」
などと話してくれて、笑いと和やかな雰囲気に包まれました。
ただ、一点新婦のお父様には酷な演出ではなかったかと心配も。
新婦のお父様に神父から「この結婚を認めますか」と訊かれ
新郎へ新婦の手を渡す「確認の儀」はいかがなものでしょうか。
娘の結婚式の時にかなり前から夫はナーバスになっていました。
私はと言えば、婚姻届けも提出し、同居もしているのだから
結婚式は形だけなのに、そんなに?と疑問でしたが
新婦の父とは得も言われぬ寂しさを感じるものなのに
追い打ちをかけるような「儀式」だなあと思います。
憧れの表参道を行き交う人々からの祝福に包まれて
チャペルでの挙式が終わるとフラワーシャワーを浴びる新郎新婦
ブーケトスの時でも、息子が大きな声で掛け声をかけていました。
本当に仲が良い様が一つひとつの場面に現れ、参加者の微笑みを誘っていました。
遠距離で、二回も延期したのに準備中に一度も喧嘩をしなかったと聞いて驚きました。
自分たちや娘の時を考えると、たくさん喧嘩しながら
お互いをより理解できたという感じをもっているからですが
何だか、とても大人でそれでいて仲良しな素敵な夫婦だと感心しきりです。
青空の下全員が階段に集い写真撮影
![](https://wlbc0601.com/wp-content/uploads/2021/09/6689_0129-800x533.jpg)
新郎新婦はカフェを抜けて表参道を行き交う人々に祝福されながら
表玄関で参列者に迎えられ披露宴会場に向かいます。
披露宴会場の前ではステキな二人の思い出のデコレーションとともに
飲み物片手に招待者と談笑、写真撮影。
この場所は先日、TBSの「ぼくらの時代」のロケに使われていて偶然観てビックリ。
華やかなで笑いっぱなしのウエディングパーティー
新郎新婦は入場から喜びいっぱい、眩しいほどの仲良しぶりを発揮していました。
招待者も息子夫婦の場合は、身近な親戚と上司・先輩だけで
中高大の友人がほとんどでしたので
生い立ちからの動画も大うけで、新婦の人となりもよく知ることが出来ました。
お色直しの中座、新婦は紅型の振袖姿の妹さんとともに、
新郎は私が嬉し恥ずかし20年ぶり?に最後の腕組み…
アニヴェルセル表参道の公式インスタグラムに動画が掲載されました。
「二人の生きてきた証を紹介させてください」で始まる動画
「二人の生きてきた証」として、
それぞれの誕生から家族の思い出、
親も手が届かなくなる中学以降の部活や仲間、
二人の出会いからウエディングパーティーを迎えるまで軌跡は
出席者してくださった皆さまにとって思い出深く、
また二人をさらによく知る機会になっていました。
23歳で結婚した私たち夫婦はパンフレットに
「さあ、私たちの本史が始まります」と書きました。
結婚するまでを「前史」として二人で築いていく人生を
「本史」と表現したことを懐かしく思い出すとともに
親として役割りが無事終わったことを噛みしめました。
余興は新婦が中高時代に打ち込んだ部活仲間のミュージカルに
途中から新婦が喜びいっぱいに歌い上げ、最後には新郎ともデュエットに踊りと
終始仲の良さに溢れていました。
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最近流行のファーストバイトで
新婦が新郎に食べさせる片方だけって…と思っていたら
お互いに食べさせ合うスタイルでさすが、わが子なんて思いました。
終盤恒例の新婦の手紙も例文集にあるような親への感謝だけではなく、
具体的なエピソード満載の中で感謝と尊敬を伝え、数々の出会いへの感謝、
私たちへの想い、不安な情況な中での列席のお礼と、これからへの誓いと
3分44秒で全面展開、朗読も上手で式場のスタッフからも称賛されました。
新郎挨拶は小道具まで用意して笑いをとっていました。
司会者の方に新郎様に全部持っていかれましたと言われるほどに。
息子からの感動の手紙はサプライズ
披露宴の最後には定番の花束贈呈がありましたが、
それとともに息子から夫と私それぞれに手紙を渡されたときにはびっくりしました。
新婦もご両親それぞれに。
披露宴終了後にその手紙を読んでの感動と言ったらありませんでした。
父親宛ての文章と書き出しと締めが対になっていて、
父にはひたすらの感謝と尊敬を、私にはユーモアでまぜっかえしつつ。
世界中に向かって全文を見せびらかしたいのですが
「母が自由ながらも要所要所で正しく導いてくれたからだと感じます」と
まったく好き勝手に、本人の意思を尊重してきただけなのに
こんな風に感じていてくれたことは本当に驚きでした。
「そして何より無尽蔵の愛情をいつも注いでくれてありがとう」
には、あの私をうざがっていた息子からの言葉とは思えませんでした。
そう、この日のために母は…
感動と笑いと涙で胸いっぱいの一日でした。
じっくりと喜びを味わえたのはアフタームービーを観たとき…